これはね、間違いなくおもしろい。
綾辻行人と島田荘司が本格ミステリ論を戦わそうとしてるんだけど、明らかに島田の方が空回りしてるんだよね。
いや本当は空回りなんかしてないのかもしれないけど、世代的に近いぶん綾辻が言ってることの方がよく理解できて、無茶を言う先輩に対してどうしても納得ができない後輩、みたいな構図に見えます。
あんまり強情な綾辻の態度に次第に機嫌をとるようになってゆく島田荘司の態度が爆笑ものです。笑っちゃいけないのかもしれないけど。
個人的にはすごく情熱的に若い人に期待しちゃう島田さんが大好きです。
この本の企画意図はおそらく、新旧のミステリの旗手に「本格とは何か」を問うものだったと思うのですが、そんな綾辻ももう旧世代の人となってしまいました。今度はわかりやすく次の世代交代を表して「綾辻行人×乙一」みたいなのやってくれたらいいのに。
乙一は本格の人ってわけじゃないけど。もう少し先の話かな。
ISBN:4041682037 文庫 綾辻 行人 角川書店 1997/12 ¥546
綾辻行人と島田荘司が本格ミステリ論を戦わそうとしてるんだけど、明らかに島田の方が空回りしてるんだよね。
いや本当は空回りなんかしてないのかもしれないけど、世代的に近いぶん綾辻が言ってることの方がよく理解できて、無茶を言う先輩に対してどうしても納得ができない後輩、みたいな構図に見えます。
あんまり強情な綾辻の態度に次第に機嫌をとるようになってゆく島田荘司の態度が爆笑ものです。笑っちゃいけないのかもしれないけど。
個人的にはすごく情熱的に若い人に期待しちゃう島田さんが大好きです。
この本の企画意図はおそらく、新旧のミステリの旗手に「本格とは何か」を問うものだったと思うのですが、そんな綾辻ももう旧世代の人となってしまいました。今度はわかりやすく次の世代交代を表して「綾辻行人×乙一」みたいなのやってくれたらいいのに。
乙一は本格の人ってわけじゃないけど。もう少し先の話かな。
ISBN:4041682037 文庫 綾辻 行人 角川書店 1997/12 ¥546
コメント