世紀末、たそがれのようにゆっくり地球が沈んで行きます。
ロボットのアルファさんは喫茶店を営みながら、世紀末の世をのんびりと眺めてゆきます。
たまにヨコハマまで豆を買い出しにいきながら。

CDドラマがあって、そのテーマがゴンチチだったのがとても合っててよかったです。


ISBN:4063210502 コミック 芦奈野 ひとし 講談社 1995/08 ¥448
購入。

本人も書いてるけど、やっぱ絵が変わったなー。
別人なんじゃないかとおもうくらいんだけど、ふきだしの字とかは一緒なので、やっぱり本人か。

漫画描くこと自体ものすごく久しぶりだし、仕方ないのかもね。

でも今までのこの人(山内さん)の作品にあった面白さが微妙になくなっているのが、残念というよりさみしい。

ISBN:4592182111 コミック 氷室 冴子 白泉社 2005/01/19 ¥410

美味しんぼ (90)

2005年1月31日 漫画
いつの間にか90巻ですか。
しかし、いい加減倦んでるよね、美味しんぼ。

美味しんぼには2つのピークがあったと思う。
ひとつは10巻くらいまでの薀蓄薀蓄してたとき。
もうひとつは47巻の山岡さんと栗田さんの披露宴。

それなりに面白かったのはここまで。
それ以降はさすがにぐだぐだ。
悪口とかじゃなくて、やっぱりテンションが低い。
友達は美味しんぼを読むと気分が悪くなる、と言っている。
さもありなん。

この倦んだ空気がこれから解消されるか否か、がこのマンガの行く末を占うと思う。

てゆうかそろそろ決着つけて欲しい。

ISBN:4091864902 コミック 花咲 アキラ 小学館 2004/11/30 ¥530
日本で一番面白いマンガ。

というのは個人的な意見だが、そう思っている連中が日本に1000人はいると思う。
それほどの作品。

なんでもう書店にならべられてないんだ!
ばかか!

そんな憤りすら感じてしまいます。

あと、連載再開してくれ!頼むから!心からのお願い。

ISBN:4091251757 コミック ながい けん 小学館 1999/05 ¥410
わりと地味ながら、良質のミステリを見せてくれる本作。
金田一少年とかって、わりと飽きちゃうんだけど、ものすごく淡々と(書いている本人としてはそんなつもりはないのかもしれないけれど)事件が起きるQ.E.Dはあっという間に読めてしまう。
実際、私はまんきつで読破しました。

これはあれだね、動機とかあんまりしめっぽくないから、読みやすいんだろうね。それに冷静に考えたら、金田一もコナンもかなり濃い絵柄で、読みづらい。もうこれくらいあっさりした絵柄で充分。おなかいっぱい。

ISBN:4063709566 コミック 加藤 元浩 講談社 2004/10/15 ¥410
うわ、出てたんだ。

ずーと昔に読んだっきりだったから、まさか新作が出ているとは思わなかった。
原作もマンガの方も好きでけっこう買ってました。
とくに山内さんのマンガは全部といってもいいほど持ってました。
でも絵変わってない?別人?すごい不安。

少なくとも前シリーズは面白かったので、青春の思い出かたわら買ってみようかと思ってます。

ISBN:4592182111 コミック 氷室 冴子 白泉社 2005/01/19 ¥410

鋼の錬金術師 (9)

2005年1月19日 漫画
一時期すげえおもしろい、と思ってたんだけど最近その「すげえ」が取れました。
面白いにはちがいないけど。

たぶんそれはマーケティングが上手く行き過ぎて、キャラは立ったんだけど、あまりにも予想外のことが起きないのでダレてしまったってことなんでしょう。

この作品の一番良いところは、題材に「錬金術」をもってきたことです。

作品の主題として等価交換を持ち出していおり、「何かを手に入れようとすれば、相応の代価を支払わなければならない」という発想があり、それが作品にある暗い影を落としています。

何かを手に入れたと思ったら何かを失ってしまっている―

そんな砂を噛むようなやるせなさ、みたいなものが本作の基調低音であり魅力です(アニメ版はそのことを知り抜いている作りになっていた。あのオープニングのアルの台詞は秀逸だったと思う)。

さて、それで気になるのはどういう終わらせ方をするかです。
原作はどうやって収束させるのでしょうか。アニメ版があっただけに気になるところです。まだ結構続きそうなかんじではありますが。


ISBN:4757513186 コミック 荒川 弘 スクウェア・エニックス 2004/11/22 ¥410
わりと好きで、ずっと買ってたんだけどそろそろ面白くなくなってきた。
いったいいつくらいからこんなにテンション下がったんだろう?と考えると、藤堂塾が出てきたくらいかな。もっと前かもしれない。

何がテンション下げてるかというと、プロジェクトDというものの正体が見えないから。


読んでない人にだいたいの話を説明すると、高橋涼介(すごく頭の良い男という設定)が峠の走り屋・藤原拓海(主人公)と自分の弟・啓介の二人を立てて、近隣の走り屋たちのホームコースに乗り込んでいって、ぶち破るということをえんえん繰り返す。
しかし、これはただの自己顕示ではなく、その行為の先には高橋涼介の大きな計画があった。それが「プロジェクトD」。


なんだけど、その「プロジェクトD」がぜんぜん進んでいるようにみえない。
まあ、あまり話を進め過ぎると連載を終わらせなきゃいけなくなるんで、あえてゆっくりとやってるのは分かります。
でもそろそろ中だるみ。

峠のバトルはもう充分なので、そろそろ大きな流れを見せて欲しい。



ISBN:406361283X コミック しげの 秀一 講談社 2004/11/29 ¥540

大市民 10 (10)

2005年1月9日 漫画
この9巻と10巻が手に入らんのよ。
絶版だからね。
どうしても欲しいかっていうと、そうでもないんだけど、なんか気になるんですよね。

内容はっていうと、柳沢先生の分身である小説家、山形鐘一郎先生が世の中の乱れについて嘆いたり、おいしいビールの飲み方を教えてくれたりと、およそマンガでやる必要ないようなことを描き綴ってます。

先生はこの作品がお気に入りらしく、1部を10巻まで書いた後で「大市民?」を描き、そのあとでまた続編「THE大市民」を描いています。
私も好きです。
ので、アッパーズの廃刊に伴う連載中止はとても残念でしかたありません。早めの復活を願ってやみません。

それでですね、読んでいて気づいたことなんですが、柳沢先生、年をとるごとに愚痴が多くなっていくんですね。
いつも、年寄りはなんで愚痴が多いんだろう?って疑問を持ってたんですが、はたと気づきました。

年寄りはもうすぐ死ぬから、愚痴を言うんだ!去ってゆくこの世がつまらないものだと思いたいから愚痴を言うんだ!

ってことに気づいたんです。
自覚はしてないかもしれないですけど。
別にこれは悪口じゃないですよ。むしろすご良いことのように思います。
生物の本能に従ってて、ある意味、ポジティブじゃないですか。


ISBN:4575822795 コミック 柳沢 きみお 双葉社 1997/09 ¥530

よつばと! (1)

2005年1月8日 漫画
すごいよ、これ。
あずまきよひこってこんなに上手かったのか。
偏見持ってた。

よつばちゃんと家族、お隣の風香ちゃんの姉妹との日常。

そんなありふれてるというか何の特徴も無い作品を描いて、こんなにクオリティの高いものに仕上げているのが信じられない。

アイディアとか展開でみせる部分がまったくないので、このマンガの面白さは、純粋にあずまきよひこの「マンガを描く能力」に拠っています。
ちょっとした言葉つかいとか、話の間とか、テンポとか。
そういう細かい部分を創り上げることに熟知してるんでしょうね、きっと。

「神は細部に宿る」ってゆうのは、こういうことなんでしょうか。
そこまで言ったら言い過ぎなのかもしれないですけど。


ISBN:4840224668 コミック あずま きよひこ メディアワークス 2003/08/27 ¥630

GUNSLINGER GIRL 2 (2)

2005年1月5日 漫画
昨日のつづき

しかし、
とはいえ、
「ガンスリ」が面白いのは確かです。

それはなぜか?
私が男だから。
やたら強いくせに自分に従順で、殴られても切り刻まれても文句一つ言えない女の子をつかまえて「不幸だなー。かわいいなー。」と思ってしまう鬼畜な部分を隠し切れない男だからです。

それはそうなんですが、
そういう部分以外に良いところはたくさんあります。だいたい設定だけでヒットはしませんし。好きな人みんな鬼畜ってゆうモンでもありません。

この作品は、とても基本に忠実な作品です。
綺麗な絵、几帳面に四角なコマ割り。舞台設定はイタリアなんですが、欧州の雰囲気をちゃんと体現できています。
そして叙情的なストーリー。
作者の、物語をつくる上での愚直な姿勢がうかがえます。
これだけは認めておきたい。そんな本作の長所です。

ISBN:4840224218 コミック 相田 裕 メディアワークス 2003/06/27 ¥578

GUNSLINGER GIRL 1 (1)

2005年1月4日 漫画
賛否両論分かれる作品です。
好きな人は好きだし、受け付けない人は受け付けない。
つまりはそれだけオタク度が高いってことなんでしょうけど。

国家機関によって少女の身障者に人工的な肉体を与え、薬によって洗脳し、殺人者として、工作員の盾として育てる―。

うわ。かなりキツイ設定だね、こうやって書いてみると。
書いてみるまで気づかなかった。こんなに病的な話なのに。
それはなぜか?
読んでる限りにおいて、そんなに伝わってこないんですよ、その「病的さ」に対する自覚が。
どっちかってゆうと、少女たちの不幸さに焦点があっていて、せつない話になってる。
この自覚の少なさは犯罪者的だよ。これは漫画だからいいけど、障害をもった女の子つれてきて洗脳して「不幸だなー。かわいいなー。」って考えてたらやばいよね。
この作品が嫌いな人は、そのへんの危険な臭いを敏感に感じ取ってるんじゃないかな。

続く

ISBN:4840222371 コミック 相田 裕 メディアワークス 2002/11 ¥578

兎 1

2004年12月23日 漫画
たぶん有名な麻雀マンガです。
おととい暇だったときに全巻大人買いしてしまいました。

「zoo」と名乗る代打ち組織の戦いを書いた話です。
zooのメンバーはすべて動物のコードネームで呼ばれます。

リーチをかけたら必ず裏ドラが乗るジャッカル
どんな局でも必ず役萬手が入るゴン
野性の力で当たり牌を感じることができる兎

など多士済済のキャラたちが出ます。

話は多少雑な感じがしますが、麻雀マンガの王道らしく、雀士の格好良さみたいなものが描けてるので、飽きさせることはありません。

麻雀マンガって、だいたい「麻雀を打つ」ことを書きつづけなきゃならないんで、特殊なルールで打ったりとか、超能力的な力を持っている敵が現れたりとかで、中だるみを防いでゆくことが多いんじゃないかと思いますが(そんなに知らないんで違ってるかもしれません)、「兎」ではコンビ打ちの組み合わせの面白さを作り出し、それで話を引っ張っていっているのが特徴的です。
あと、基本的に2対2のチーム戦なので、メインキャラクターがくるくる変えられるのも、話にメリハリがつけられてて良いように思いました。

ISBN:4812451221 コミック 伊藤 誠 竹書房 1997/02 ¥590
ちまたで有名店だとか言われてる店にいってご飯食べてきて、「まずかった」って言ってるまんがです。

リアルタイムで読んでたときに、すごい面白いと思ってたんですけど、読み直してみると最近の本(毎日かあさんとか鳥頭紀行)のほうが面白いですね。
西原理恵子はほんとうに成長する人なんですね。

ISBN:4022568992 単行本(ソフトカバー) 西原 理恵子 朝日新聞社 1995/09 ¥1,020

三国志

2004年11月17日 漫画
三国志を全巻通して読んでみた。全巻読んでみた感想として、もし三国志の登場人物になるなら劉禅になりたいと思った。

ISBN:426701468X 文庫 横山 光輝 潮出版社 2000/01 ¥680

げんしけん (1)

2004年11月1日 漫画
ISBN:4063211444 コミック 木尾 士目 講談社 2002/12 ¥530

これもですよね。オタク。大学生活ってこういうだるさがあるよねって話。部室の感じがほんとにリアル。陽炎日記からこの人のマンガをよんでるけど、まったくリアリティをなくさずいつまでも大学生気分をキープしてるのはほんとにすごいとおもう。
っていうかアフタヌーンのマンガって確実にたるーく生きてる大学生がターゲットだよね。

NHKにようこそ! (1)

2004年10月31日 漫画
ISBN:4047136360 コミック 大岩 ケンヂ 角川書店 2004/06 ¥588

最近オタク漫画おおいなあ。まあこれには原作があるんですけど。
実際おもしろいよ。読んでて。
しかし引きこもりがファッションになれる時代になったんですね、いつのまにか。
ISBN:404852996X コミック 永野 護 角川書店 1998/09 ¥1,050

昨日ひさしぶりに読み返してみたらすごいおもしろかった。11巻を単独で読んだとき、あーだいぶトーンダウンしたなー、と思ってたけど、全体を通して読んだらすごく面白い。
よくもまあこれだけ壮大なストーリーを描けたもんです。壮大すぎて読み終わったとき少し放心してしまいました(まだ完結してないけど。たぶん完結しないけど)。
ほんとうの意味でのネバーエンディングストーリーですね。