なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子
2005年1月3日 ミステリ
んー・・・。とりたてて悪いわけでもなく、かといって良いわけでもない。
そんな作品でした。
この作者の持ち味は、デビュー作「邪馬台国はどこですか?」に集約されているように思います(たいして読んだわけじゃないけど)。
歴史に対する新解釈をバーでだべりながら語る、そういうコンビニで売ってそうな薀蓄本みないなものを書かせたら、右に出るものはなかなかいない人です。もちろん最初に読んだのが「邪馬台国〜」だという先入観でもって書いてますが。
さて、本作についてです。
米臨床心理士と伝説のサイコセラピスト、そして美貌の女会計士が繰り広げる、クライエントとのユーモア溢れるドラマ。伝説のセラピスト・波田先生の涙が落ちるとき、不思議なフシギな推理がはじまる…。
ってな内容でした(アマゾンからのコピー&ペースト)。
本作は8章からなる短編集です。作者の文章はとても軽くて、あんまり抑揚がないので、短編にはぴったりです。心理学に対する薀蓄もあるし、キャラもそれなりに立っているように思えるのだけれど・・・。
「一見なになにの症状に見えますが本当はなになになんでしょう?」
「えっ!先生どうして分かったんですか!」
みたいなことを延々やられても、さすがに飽きます。すごくフェアな手がかりから症状を判定していってもらえれば、セラピーの部分を真面目にやってもらえれば、それなりに楽しめたのだろうけれど、その部分が、ギャグというかユーモアというか屁理屈で楽しませるような作りになっているので、通して読むと疲れます。
悪口も書いたけど、この作者は遊び心を忘れない作品を作るので、すごく好きな作家の1人です。
ので、次に期待。
ISBN:4396207123 新書 鯨 統一郎 祥伝社 2001/03 ¥860
そんな作品でした。
この作者の持ち味は、デビュー作「邪馬台国はどこですか?」に集約されているように思います(たいして読んだわけじゃないけど)。
歴史に対する新解釈をバーでだべりながら語る、そういうコンビニで売ってそうな薀蓄本みないなものを書かせたら、右に出るものはなかなかいない人です。もちろん最初に読んだのが「邪馬台国〜」だという先入観でもって書いてますが。
さて、本作についてです。
米臨床心理士と伝説のサイコセラピスト、そして美貌の女会計士が繰り広げる、クライエントとのユーモア溢れるドラマ。伝説のセラピスト・波田先生の涙が落ちるとき、不思議なフシギな推理がはじまる…。
ってな内容でした(アマゾンからのコピー&ペースト)。
本作は8章からなる短編集です。作者の文章はとても軽くて、あんまり抑揚がないので、短編にはぴったりです。心理学に対する薀蓄もあるし、キャラもそれなりに立っているように思えるのだけれど・・・。
「一見なになにの症状に見えますが本当はなになになんでしょう?」
「えっ!先生どうして分かったんですか!」
みたいなことを延々やられても、さすがに飽きます。すごくフェアな手がかりから症状を判定していってもらえれば、セラピーの部分を真面目にやってもらえれば、それなりに楽しめたのだろうけれど、その部分が、ギャグというかユーモアというか屁理屈で楽しませるような作りになっているので、通して読むと疲れます。
悪口も書いたけど、この作者は遊び心を忘れない作品を作るので、すごく好きな作家の1人です。
ので、次に期待。
ISBN:4396207123 新書 鯨 統一郎 祥伝社 2001/03 ¥860
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