読了。
時間がかかったのはページが多いからではなく、単にほっときすぎたため。
大きなタイトルのわりに、小さな話になっていた。決してつまらないわけではなく、むしろ面白い小説だった。
波動関数の収縮はいつ起きるか―
『シュレディンガーの猫』
外から見えない箱の中に、いつ毒ガスがでるかわからない装置と猫をいれる。箱の中の猫は生きているか、死んでいるか。生きていて同時に、死んでいる状態というものはない。どちらかの結果に収斂するわけだが、それはいつなのか?
という量子力学の命題を題材にしてます。
この小説では、大胆にそれを「人間が観測したとき」と仮定して物語がつくられます。
つまり人間が観測するまで可能性は収縮せず、常に「生きていて、死んでいる」世界が存在するということです。
SFってわけわかんないですね。でもこの発想はとても新鮮で、ひょっとして真実なんじゃないかと思ってしまいました。
つまり人間には収縮時の固有状態の選択する能力があって、それが人間の運・不運をわけているのではないかと。
ものすごい知的な刺激。
悟りだな、これは。
キチガイだと思われるのは嫌なんで人には言いませんけど。
ISBN:4488711014 文庫 山岸 真 東京創元社 1999/08 ¥840
時間がかかったのはページが多いからではなく、単にほっときすぎたため。
大きなタイトルのわりに、小さな話になっていた。決してつまらないわけではなく、むしろ面白い小説だった。
波動関数の収縮はいつ起きるか―
『シュレディンガーの猫』
外から見えない箱の中に、いつ毒ガスがでるかわからない装置と猫をいれる。箱の中の猫は生きているか、死んでいるか。生きていて同時に、死んでいる状態というものはない。どちらかの結果に収斂するわけだが、それはいつなのか?
という量子力学の命題を題材にしてます。
この小説では、大胆にそれを「人間が観測したとき」と仮定して物語がつくられます。
つまり人間が観測するまで可能性は収縮せず、常に「生きていて、死んでいる」世界が存在するということです。
SFってわけわかんないですね。でもこの発想はとても新鮮で、ひょっとして真実なんじゃないかと思ってしまいました。
つまり人間には収縮時の固有状態の選択する能力があって、それが人間の運・不運をわけているのではないかと。
ものすごい知的な刺激。
悟りだな、これは。
キチガイだと思われるのは嫌なんで人には言いませんけど。
ISBN:4488711014 文庫 山岸 真 東京創元社 1999/08 ¥840
コメント